再生治療

再生療法のメリット

• 

  歯周組織の再生

  再生療法を行うと、歯周病によってダメージを受けた歯槽骨や歯根膜などの歯周組織の再生ができます。これによって、いったんは下がってしまった歯肉が通常に近い状態になるので、日常のブラッシングがしやすくなります。すると、歯垢や歯石が溜まりにくくなって、歯周病の進行抑制や再発予防に役立ちます。また、歯肉が下がっていることで年齢が高く見えるなど、外観上のコンプレックスとなっている場合にも有効です。

• 

  自身の歯を
  使い続けることが可能

  歯周病は歯を支える歯槽骨を溶かすので、歯を失う大きな原因となっており、その場合入れ歯やインプラントなどの人工物で補うしかありません。
  一方、再生治療を利用すれば、歯を支える歯周組織を修復できるので、歯を失わずに済むケースもあります。近年は入れ歯やインプラントも発達していますが、天然歯を維持できることには大きな意味があります。

当院で行う再生治療

歯科用CTでの確認・治療箇所の麻酔

治療を行う前には歯科用CTを使って骨の状態を検査します。
手術開始時には、まず麻酔の処置を行います。

歯肉切開・薬剤の塗布

マイクロスコープで治療対象部を拡大したうえで、歯肉を切開します。その後、歯の根に付着した歯垢や歯石を取り除きます。その後、骨を補いたい部分に、再生作用がある薬剤を塗布します。当院は再生療法の薬剤として、リグロスとエムドゲインを使っており、事前に説明して患者様に合うものを使用します。

縫合

薬剤塗布後は安定性が高い素材を使って縫合します。再生治療の手術時間は、症例によって変わりますが1.5時間程度を目安とお考え下さい。
その後1～2週間後に抜歯を行いますので、それまでは歯磨き時に治療部位に触れないよう気を付けてください。また、3～6週間程度は消毒を行い、お口の状態も何度か確認します。

おか顕微鏡歯科医院の
再生治療が
選ばれる理由

マイクロスコープを使用した手術

再生治療など外科手術では、非常に小さな治療器具が使用可能となるため、傷口が小さく済み治療後の痛みがかなり抑えられ、治癒も早くなります。
このマイクロスコープを使用した手術はすでに、脳外科や心臓外科など精度を求められる外科手術ではおこなわれています。
傷口も髪の毛よりも細い糸で縫合をおこなうことにより術後の痛みや不快感をおさえることができます。

症例紹介

• 1. 2022.11.18

     再生治療

     歯肉から膿でている方への再生療法

     

     

     通院時の年齢	40代
     性別	女性
     通院回数	3回
     通院目的	歯肉から膿みが出る
     処置内容	歯周組織再生療法（エムドゲイン）
     費用	75,000円（1歯）
     デメリット	・自由診療のため、費用がかかります。 ・再生治療の効果や持続時間には個人差があります。 ・糖尿病や骨粗しょう症などの方には適用できない場合があります。

     詳しく見る
• 

  料金についてはこちら

  当院の料金表一覧ページです。

• 再生治療の注意点

  • 症例によっては適用できない場合があります。
  • 治療後に痛みやしみる感覚を伴うことがあります。
  • 保険が適用できないので、自費診療となります。
  • 糖尿病が進んでいる人や喫煙の習慣がある人にはおすすめしていません。

よくある質問

Q

再生治療は手術になりますか？

A

再生治療では、再生させたい骨の周辺に薬剤を塗布する必要があるので、歯肉を切開する手術が必要です。とはいえ、治療部位には局部麻酔を行いますので治療中の痛みはほとんどありません。また、手術の後には痛み止めを処方します。
手術時間は症例によって変動しますが、１～3時間程度を目安とお考え下さい。

Q

再生治療をすれば、歯周病は完全に治りますか？

A

骨を再生させる治療なので、それ自体で完治するわけではありませんが、歯磨きしやすくなるので状態改善に役立ちます。

Q

どの状態でも再生治療は可能でしょうか？

A

歯周病の進行度合いと骨の減り方によって、再生治療を適用するかの判断を行います。歯周病は歯槽骨のダメージによって軽度、中等度、重度と3段階に分けることができますが、重度の場合は歯根付近まで骨が溶けていることが多いので適用できません。そのため中等度までは再生治療が可能です。